11月19日 Sさんとの関係
人間相手の仕事は、良いこともあれば悪いこともあります。
今日は私がまだ始めたばかりの時にお会いしたSさんのお話をします。
Sさんは頑固で、自分の意思を貫こうとします。
もともと歩くのが難しく、車椅子をずっと利用しています。
身体がうまく動かせない分、口はとても流暢なんです。
いい事ですけどね( ´∀` )
新人の私に、いつも「私が実験台になって介護の仕方教えてあげるから」とおっしゃってくださいました。
ですが、私はSさんが少し苦手でした。
情けない話ですが、トイレ介助に入った際何回も叱られてしまい涙がでてしまったこともありました。
一生懸命やっていたなりに、悲しくて。
でも、今思えばSさんの方がよっぽど嫌ですよね。
人にトイレ介助してもらうなんて、恥ずかしいですし、自分のやり方で出来ない時はつい文句を言いたくなります。
私だって、自分の思い通りにならないと家族にあたってしまうこともあります。
だから、理不尽なことを言われてしまった時は「そうか、気持ちを打ち明けて下さったんだな」と相槌を打ってお話をひたすら聞くことにしました。
介護って、人間関係がものすごく大切だとこの時学びました。
信頼できない相手に、自分の身体を預けることは出来ません。
例えば、病気になってしまったときも同じですよね。
信頼できるお医者さん、看護師さんに診てもらいたいと思うはずです。
一つ学んだ私は、その後Sさんといい関係を築けるようになってきたんです!
続きはまた明日。